「しあわせ運べるように」 混声四部合唱と吹奏楽

この曲は地震当時の神戸の町で生まれました。
神戸の子どもたちに歌い継がれてきて、現在も防災学習副読本「しあわせはこぼう」(神戸市教育委員会編)の冒頭に掲載され、
追悼集会や震災関連の行事などで歌われています。

作詞作曲した臼井真先生は当時、神戸市立吾妻小学校の音楽教諭。
朝会や避難者の人たちの「春を呼ぶつどい」などで、同小の児童が歌い、学校内外で大きな反響を呼びました。
口コミや報道を通じ被災地に広がっていきました。
「亡くなった方々の分も、毎日を大切に生きていく。それが私たち生き残ったものの使命である。」
この曲に込められたメッセージは神戸に生きる私たちが、大切にしたいものです。

「しあわせ運べるように」  作詞/作曲  臼井 真

 地震にも負けない 強い心をもって
 亡くなった方々のぶんも 毎日を大切に生きてゆこう

 傷ついた神戸を 元の姿にもどそう
 支え合う心と明日への 希望を胸に

 響きわたれぼくたちの歌 生まれ変わる神戸のまちに
 届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように 


 

 地震にも負けない 強い絆をつくり
 亡くなった方々のぶんも 毎日を大切に生きてゆこう

 傷ついた神戸を 元の姿にもどそう
 やさしい春の光のような 未来を夢み

 響きわたれぼくたちの歌 生まれ変わる神戸のまちに
 届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように

 響きわたれぼくたちの歌 生まれ変わる神戸のまちに
 届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように





            Copyright 1995 Makoto Usui

第26回定期演奏会では、当団の客演指揮者である高橋先生に編曲をお願いいたしました。
また、混声合唱については、当団と同じく神戸で活躍している「混声合唱団はもーるKOBE」の有志の皆様をゲストとして
お迎えし、高橋徹先生の指揮により演奏しました。

2006.3.24 第26回定期演奏会
なお、原曲はB-flat Major(変ロ長調)ですが、本演奏はC Major(ハ長調)に編曲されたものを使用しています。

吹奏楽+合唱版の演奏を希望されるかたは、(株)アスコム様より販売されております。
詳しくは「しあわせ運べるように」公式サイト
http://www.shiawasehakoberuyouni.jp/wind_music.html をご覧下さい。
なお、ピアノを伴奏とする二部・三部合唱の譜面についても、同サイトにて販売されています。



臼井 真 先生
1960年神戸市生まれ。音楽専科教諭。「しあわせ運べるように」は、神戸ルミナリエでも歌い継がれ、神戸から新潟へ、
そして英語・台湾語・ペルシヤ語にも訳され、海外でも広く歌われている。
小学生のための自作のオリジナル曲は300曲以上。平成17年度、兵庫県教職員組合教育文化奨励賞受賞。

混声合唱団はもーるKOBE
1978年創立。年1回のコンサート、県合唱祭、コンクールへの出場など、神戸を中心に幅広く活動されています。
1995年グロスマン賞コンテスト合唱コンクールに入賞、翌96年、ウイーン楽友協会ブラームスザールにおける記念コンサートに出演。
「のじぎく国体」のテーマ曲CD録音にも参加されています。
「混声合唱団はもーるKOBE」様のホームページ


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